絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

2006-01-01から1年間の記事一覧

鼻毛バトル。

つまり、あなたが今、お茶碗片手に鼻毛を切ってるとしましょう。ほら! よく見て! お茶碗山盛りご飯の上に鼻毛の切れっ端がふりかかって、鼻毛ご飯になってない!? http://d.hatena.ne.jp/kowagari/20061123/1164247055 まったくこれだからブルジョワ営業…

漫才は、わりとその漫才だけで解釈できると思う。

坂本龍一の「ジャージが不愉快」「一人でご飯を食べている人も不愉快」という発言に対して、ブログを辿ってみたら「そんな人だとは思わなかった」という意味のコメントが載っていて驚いた。ぼくは特に坂本龍一が好きでも嫌いでもないけれど、彼は常に「そん…

やるしかない。

というか『g.neo』読みたい!んですがどこに直訴すれば良いのかがわからんです。 http://d.hatena.ne.jp/Kuroe/20061123/orenote キーワードを作ります。 ファック文芸部さん!再販してほしい! 参照:ファック文芸部-g:neo http://neo.g.hatena.ne.jp/keywo…

老猫殺し。

中学二年の秋、美術部の友人が死にかけの老猫を拾った。家の前で雨に濡れて、顔は疥癬で腫れあがっていた。飼っていた犬が吠えたので気づいたのだそうだ。近所に住んでいるその友人は、慌てた様子で私に電話をかけてきた。 「手伝ってほしい、猫が死にそう」…

演劇と映画の違いについて友人と話した。

映画では全てのカットが意味を持つように作られなければならないけど、舞台では全ての動きが勝手に意味を生んでしまう。訓練された観客は、役者の振る舞いを全てにおいて解釈する。解釈できない奴はタダの観客だ。 「お前、よく観客を撃ち殺せるなあ」 「あ…

イージーライダーいい調子。

バカはすぐに調子に乗るので、冷や水をかけてやらないと頭が煮える。 ほんと異文化交流って大切だわ。

xx氏にばれたのでこっちでも紹介してしまおう。

実はファック文芸部のTシャツ、勝手に作ってしまっていた。 http://clubt.jp/shop/S0000001886.html といってもこれ、在庫を抱えないタイプのWebショップなのだ。だから一枚も売れなくても、何の問題もない。間違えて売れてしまったら申し訳ないくらいだ…

一人称を変えて、一ヶ月とちょっとが過ぎた。

私は以前「おれ」という一人称を使っていた。一人称を変えると、どうなるかの実験であった。効果はてきめん、私はずいぶん弱気になってしまった、おそろしいことに書く内容まで変わってきた。いや、もちろん内容を変えようと思って変えたのだから、これはワ…

味の走馬灯。エア。

あるひとの書いた「焼き牡蠣を食べた」という日記(写真つき)を読んだら口内に焼いた牡蠣の感覚がうっすらと立ちのぼった。奥歯を押し返す弾力、ほくほくと焼けた肉がほぐれ、口内で溶けていく。猛烈に食欲を刺激され、焼き牡蠣!どこ!?と思ったが、ふと…

これぞがっかりイリュージョン。

kyoumoeの日記3.5 - 見た人がとてつもなくがっかりするものを発見した うん、がっかりする。そしてタグクラウドがすごいことに。 ( ゚д゚)ポカーン ( # ゜Д゜) これはひどい ( ゚∀゚);y=-チャッΣ( ( ゚∀゚);y=ー ( ´;ω;`) ( ´・ω`) ( ´・ω・`) ( ゚д゚)・∵. ターン 2ch ajax b…

伝説の『g:neo』発見!

写真は遺跡から発掘されたばかりの肉筆回覧誌『g;neo』と、その表紙。 ちなみに今回の文学フリマで発売されたオフセット誌『g:neo』はこちら。 私は15時ギリギリに着いたのですが、その時点で残っていたのが数冊。座った途端に売れてしまい、やることないの…

文学フリマ当日。

というわけで本日11時より文学フリマ開催。ファック文芸部のブースは一階のA-45です。 http://bungaku.webin.jp/ 2006年11月12日(日)11:00~16:00 東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎 第1・第2展示室 (JR線・東京メトロ日比谷線 秋葉原駅徒歩3分、都営…

いま、小学校へ通っているぼくへ。

やあ、ぼく、久しぶり、元気? 今日は君に――いつも想像している30才くらいの私ではなくて。10才くらいの君に――わかっておいて欲しいことがある。これは私よりもっと年上のひとが考えたことや、私たちよりもっと昔の時代のひとが考えたことだけど、いまでも充…

うーんすごい、閑居して不善をなしすぎる(私が)。

先日の被害妄想騒ぎ(私が騒いでただけ)は、相手方のコメント削除という結果に落ち着いてしまったので重ねて書きますけど、私が悪いんですからね。私が相手のコメントから悪意を勝手に感じ取って、ショックを受けて、騒いで、鎮まって、謝った、ってことで…

なぜプロセニアム・アーチ以前、以降で分けたのか。

要約:マンガの絵がうまいとは、どういうことか。の注釈に書いたことの、続き。 なんかね、プロセニアム・アーチが16世紀の後ろッかわで生まれたことと、19世紀末から20世紀初頭にかけて、それを批判する動きが出てきたことに、どうも関係があるように思える…

よーし、熱が下がってきた。

要約:ブクマコメントでフンガーってなったときの解決法は、相手を理解しようと努力することだ。 相手が判明しているときは、相手の書いた文章をすみからすみまで読む。すると、相手の中にもいろいろな面があって、自分に向けた言葉が全てではないと知ること…

偉い人には

機動戦士ガンダムのシャア・アズナブルのセリフ。「脚など飾りです。偉い人にはそれがわからんのです」。 キーワード:偉い人には *現在は修正済み(修正前) もちろんこれは間違いで、ジオンの技術士官が、ジオングに脚がないことを指摘するシャアに答えた…

ああ、別に天国でもいい。

要約:インターネットは面白いなあ。いや、人間が面白いのだ。 夜中に何度も目が覚めて、さっき痛烈な目覚め感があったので起きてパソコンの前に座った。散歩でもしろって感じだが、私は思考を文章にしないと新しい発想が浮かばない。とりあえず更新が終わっ…

書くことがなくなったときには。

キーボードに目を落としてみる。乳白色だったキーボードが、長年吸っていたタバコのヤニでうす黄色く汚れている。飲みこぼしたコーヒーや、食べたスナック菓子のカスが、キーの下にはたまっているのだろう。よく使うキーの文字は薄れて消えかけている。 逆に…

書くことがなくなったときには。

要約:「書くことがなくなった」という問題自体に疑問を持とう。 何のために書いているのか、なんて、考えるだけムダ。 ナイスなブログを続けるためには一定の間隔で更新しなければならない。しかし、いつでもナイスなエントリが書けるわけではない。特に、…

ブラック・ダリアを観たよ。

火サス、以上。 (参照:稲垣吾郎大絶賛)

ホステルはすごかった。

いや、なんというか、その、すごくよく出来た映画でした、私は好きだ、これ。教訓があって、示唆に富んでて、バカだけどかっこよくて、抑制も効いていて、テクニックもあって、自業自得を基礎として、それでも掬い取れない部分をちゃんと描いて。私は前の日…

ホステルがすごいらしい。

要約:嫌いなものは嫌いでいいが、その存在を否定するのは自分の首を絞める行為だからぶっ殺すつもりでやれよ稲垣メンバー。 存在すら認めない。 「『キャビン・フィーバー』の汚名を返上」という、まったく意味のわからない紹介のされかた(キャビン・フィ…

空には鳥、世界には意味が。

昨日書いたトリは歩くとき、なぜ首を前後させるのか。に対するid:nekoprotocolさんのコメント 世界には意味がありすぎる。すごいよ世界。 というのがひどく私には感動的で、ああ、私はそうやって世界の意味を――この場合は「おそらくこうだろうという理由」か…

トリは歩くとき、なぜ首を前後させるのか。

ハトよりちょっとちまっこいトリを見ていて思ったのですけど、あいつら通常歩行のときは首を前後するじゃないですか? で、なるほどあれでバランスとかとるのかなぁと思いきや、Bダッシュ歩行のときは顔をずっとまえのめり姿勢のまま。首ふるのって、バラン…

本当は紹介したくない。

深町さんには嫉妬している、だって書くエントリほとんどブクマしてる私にしてみれば、新刊が出るから紹介するなんてどれだけ好きなんだって話になってしまう。だけどそこで紹介しないのもケツの穴が小さいというか狭いというか締りが良くてたまらんのでそう…

「挨拶をしっかりする」「挨拶をしっかりする」「挨拶をしっかりする」さあ、みんなで唱えよう、ビッグブラザーが見張ってる。

要約:ガキがバカなのは当たり前だが、挨拶くらいできるぞ。 タイトル長いね。今日は首相官邸に置いてある、ふしぎな文章について考えてみるよ。 子どもへの方針 これはひどい、そう思うかな。 私もそう思う、これはひどい、特に最初がひどい。家庭が行うこ…

ファックフリマ文学ファック。

文学フリマという発狂しそうな題名のイベントが今度あるんですが、そこにファック文芸部というこれまた発狂しそうな名前のサークルが出ます。しかもg:neoという本を出すんだそうです、だそうですじゃねえよ、なんと、表紙とカットを描かせてもらいまいました…

理解の枠組みって、必要だけど簡単に決められない。

なんだか、80年代以降にも「少女漫画らしいもの」とされた漫画のラインナップだけど、いかにも男性が好みそうな少女マンガの羅列。いや、この人の言及する漫画自体がそもそも「そういう感じ」のものばっかりなのだ。とても恣意的なので「こうして内面が成立…

マンガにおける各要素の扱いについて。

要約:どんなマンガにも、あらゆるテーマが混在し得る。マンガ内に局在する物語の要素を見逃すな。 ファック文芸部の方でハチクロについて書いたんだけど(ついて?)、それで思い出したので、前に書いたエントリをサルベージ。↓『ハチクロ』『のだめ』と『…