絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

『新・それなり』

出来の悪い小説は、(テーマと形式の)両者を分かつことは可能ですが、これはつまり出来の悪い作品だということの何よりの証なのです。すぐれた小説の場合は、小説の語っている内容とその語り口とが分かちがたく結ばれています。(バルガス=リョサ『若い小説家に宛てた手紙』より)

桂秀実 渡部直己 『新・それでも作家になりたい人のためのブックガイド』より