絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

誤字脱字を指摘するのがモヒカン族です。

 舞台の稽古中に「悪知恵」を「あくぢえ」と読んでいるひとがいたので「それ、わるぢえじゃないですか」と指摘したら「何で?」と聞かれてしまった。
 なんとなく人名の前につくときは「あく」で、形容の前につくときは「わる」みたいなおぼえ方をしていたので、その場では適当に答えたんだけど、本当はどうなんだろう?
 だって悪者とも言うけど「あくにん」とも言うじゃない?
 俗悪のときは形容だけと読み方は「ぞくあく」じゃない?
 どういう決まりがあるんだろうか?
 そう思ってググったらこんな記事が出て来た。

わたし自身だけかもしれないが、だいたい、学生の時ならいざ知らず、社会人にもなると、他人の言葉の読み間違えや誤用などは、面と向かってはなかなか指摘しずらい気がする。
http://slashdot.jp/journal.pl?op=display&id=172160&uid=18724

 いやあ、本当に話がズレて申し訳ないんだけども、指摘しづらいですよねえ。いやはや。話を戻すと、辞書によれば「わる」は「良くないこと」「害をなすこと」で「あく」は「人より優れたこと」を指すらしい。歌舞伎なんかで人名の前につくのはこれですね。
(つづく)