ハレンチ☆パンチは大衆扇動の尖兵足りえるか?
先日、mixiの日記でハレンチ☆パンチというアイドルユニットをとりあげたところ、dogplanetさんが大いに盛り上がってこのような記事を書いた。
リーダー小笠原朋美の政治色がスゴイんじゃないかという話。メサイヤ・コンプレックスというか、世直し願望というか、革命的野心というか、とにかく「僕らはハレンチな事にパンチするんだ!!ウソをつくこと、ズルいこと、イイカゲンなことは大嫌い」という彼女たちのキャッチ・コピーは伊達じゃない。
(中略)
僕が彼女のゲッベルスなら、最初はおとなしめの自己紹介から入って場の空気が盛り上がったところであの口調に転換させる。ヒトラーのように。
http://d.hatena.ne.jp/dogplanet/20050831
種明かしというほどのものでもないが、ぼくは話題提供しただけで、おもしろ展開は全部dogplanetさんの妄想だ。だから興味を持ってもらえるのはうれしいんだけど、読んでもあまり新味はありませんよ、と予防線を張っておこう。はっきりいって、普通の反応だから。まあ「言わされている感」への強い抵抗があると言えば言えなくもない。ともあれ、あの記事からヒトラーまで飛ぶのだから、犬山さん恐るべし、である。
で、真面目に(ネタとして)反応すると、ぼくも冒頭に引用したとおり、有能なゲッベルス役の登場を期待したい。とにかくこの「言わされている感」を払拭しなければ革命は到底成功するとは思えない。たとえばコスチュームをそろえるとか、ライブが始まったら黙って観客をにらみ続けるとか、「いいかげんなことは」で肘をあげて拳を頭の横に置き(掌は前)「大嫌い!」で振り下ろすとか、そういうのを小笠原烈士が考えたように見せつつやって欲しい。いま参考にしようと思って総統の演説動画を見たんだけど、アイドルとしてのレベルが高すぎる、やっぱ小泉なんかとは格が違う。小笠原烈士に送りたい。トラッ…ク…バッ……やめやめ。
そして更に話は広がり
大体において、アングラ劇団に置ける座長が所属女性メンバーに対してどのような影響力をふるうかと言うことについては、パプティマス・シロッコがサラ・ザビアロフにどういう影響力を誇示したかに非常に近くなる。
http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20050901/p1
というわけで、マンソンファミリーにおけるチャーリーズエンジェルに話を飛ばしたかったのだが、いくらなんでもアイドルと人殺しを同列に語るのはアイドル好きの人殺し専門家に失礼であろう。よく調べてから更なる深みにハマりたいと思う。