絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

何がすごいのかをもう一回説明するよ。

ピンポン球をバウンドさせてゴールに入れる暇つぶし。
http://www.youtube.com/watch?v=aAjrFHcP2lw
すごい。
http://d.hatena.ne.jp/./screammachine/20060811#p1

 この記事mixiにも書いたんだけど、コメントで「この椅子は内側に曲がっているから平面よりも入りやすいのでは?」と指摘されたので「サラダボウルに投げ込んだ豆の軌道は予測できない。内側に傾斜しているということは、反対から見れば外側に傾斜しているということ、つまり平面の方が入りやすい」と反論したら「外側に曲がった椅子ならもっと入りづらい気がします」というような指摘があったので、再反論、っていうかそういうこっちゃないよ、というのを図で示すよ。
 わかりやすくするために、二次元で書いたけど、別に計算とかしたわけじゃない。
図1平面

図2外側に曲がった椅子

図3内側に曲がった椅子

 この通り、内側だろうが外側だろうが、面が曲がっているとき、ピンポン玉の軌道はどんどん変化してしまうので、最初にどこへ着地させるかは、どちらにせよ難しいんだ。じゃあ何で質問したひとは、内側に曲がっていたら入りやすいと思ったのかというと、前後じゃなくて左右の軌道が頭に浮かんだからなんだね。進行方向から見て右に曲がった球が左に傾斜した面に当たれば、左へ反射する。その球が右へ傾斜した面に当たれば、右へ反射する。それを繰り返せば次第に球はまっすぐな軌道を描くことになる(ような気がする)。
 でも椅子はまっすぐな斜面じゃなくて、ゆるい半球面だから、前後の軌道も変化してしまう。まあ、どちらにせよ、平面よりもまっすぐな軌道を描きやすいということはない、ということがわかると思う。