絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

ジャーナリストってふしぎだ。

コピペ大好き!ブログ時評(http://dando.exblog.jp/d2004-12-03)に切込隊長が「コピペのテクを見せてやる!」と応戦!って話では全然ありません。
http://kiri.jblog.org/archives/001227.htmlネタ元(経緯参照:http://miamoto.net/archives/000198.html
 本題(ネットのジャーナリズム云々)について考えるのは、頭のいいひとに任せておいて、おれはくだらないことに拘るのだ。
 確かに、ネットの議論において、コピペは相手の意見を無効化するために使われる場合がある。単語を入れ替えて意見の矛盾を指摘したり、相手が、内容ではなく記述のテクニックだけで意見の有効性を示しているということを「内容を換えても意味が通じるだろう」と指摘する為に使えるわけだ。
 でもまあ、コピペ改変は、頭悪そうに見えるという効果の方が強い。
 じっさいおれもid:screammachine:20041009で「中学生でセックスすると人生パー」という記事をコピペ改変しておちょくっているが、これなど、元記事が「人生パー」という面白単語を使っていなかったら単なる臓躁である。
 切込隊長が最初に看破している通り、元記事は単にマスターとスレイブの関係を描いているだけで、いっくらコピペ改変しても矛盾は生まれねえのだ。元記事がまともな文章であったなら、コピペでバカにすることはできない。単に「矛盾がないねえ」と関心されるだけだ。
 しかし、まともな文章でも、コピペ改変が有効に使えるジャンルがある。
 「ガイドライン」という奴だ。いかにうまく当てはめるか、矛盾なく別の話を持って来るか、それがガイドラインの醍醐味である。ガイドラインと通常コピペの境は曖昧だが、うまくハマったネタは笑うより先に関心してしまうだろう。
 という意図を込めて以下のコピペ改変を作ってみたのだが、うーん、難しい!切込隊長ガイドラインは美しくて、無矛盾でいくらでも当てはめられるのだがしかし!

《置換文》
 社会学的に見て恋愛とは何かと議論すれば「一回かぎりの行為であってもセックスたりえる」が、では実際一度きりのセックスがたとえ素晴らしいものであったとして、それが恋愛として機能すんのかを考えればそんなことはありえないことぐらい気づくだろう。
 また、セックスは「装置によって稼働する『恋愛』ではない」という引用がされているが、恋愛もある種の商品を扱っている以上、その継続性、品質維持を前提として装置化するというほうが有利に決まっている。
 同様に、セックスする装置、恋愛というものは多かれ少なかれ統治のツールであって、本質的に「モテとの恋愛」という議論の延長線上に来るものではなかろう。《ここまで》

《置換文》
 社会学的に見てはてなダイアリーとは何かと議論すれば「一回かぎりのエントリであってもWeb日記たりえる」が、では実際一度きりのエントリがたとえ素晴らしいものであったとして、それがはてなダイアリーとして機能すんのかを考えればそんなことはありえないことぐらい気づくだろう。
 また、Web日記は「装置によって稼働する『はてなダイアリー』ではない」という引用がされているが、Web日記もある種の虚構を扱っている以上、その継続性、品質維持を前提として装置化するというほうが有利に決まっている。
 同様に、エントリする装置、はてなダイアリーというものは多かれ少なかれ統治のツールであって、本質的に「住所登録するか否か(ふるい話題だな)」という議論の延長線上に来るものではなかろう。《ここまで》