たとえそれが害悪だとしても
女子高生コンクリート殺害映画化反対支援ウェブサイト
http://www.geocities.jp/namen_nakonkurieiga/index.html
AV女優への差別表現に関してだけでも、まともに取り合うレベルの話ではないと思うのだが、配給会社他レンタル業者などは同作品の取り扱いをやめてしまった。
僕は『コンクリート』を観ていないので何とも言えないが、たとえそれが害悪のような作品だとしても、封殺してはならない。なぜならば、トロツキーや、ウルトラセブン12話や、キリストのように、歴史から消されたものは、必ず後世に、大きな影響力を持ってその姿をよみがえらせるからだ。
『コンクリート』という作品の名は、永久に残るのだ。
単純な正義感だけで上映出版の差し止めを願ったのなら、彼らの願いは逆の方向で実現するだろう。
この運動が前例となって、実話を元にした暴力的なホラー映画は作られ難くなる。そしていつか暴力的なビデオが店頭から消えたとき、ネットを利用せず、情報にうとい、暴力的な若者は、あまりの観たさに、現実と虚構の区別がつかなくなり、じっさいにその行動を起こす。
彼らがやったのは、その手助けなのである。