絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

昨日、友達と、根本敬の映像夜間中学に行った。渋谷アップリンク。以下内容。
会場に着くとすごい列。レジ前で突然携帯電話をかけるスタッフ、どうも入場制限について話しているらしい、勘弁してくれ。
無事に入場でき、後ろで立ち見していると、根本学長登場。
会場は端から端までギッシリ人。単行本効果か?
根本「今日は8時半から打ち合わせの予定だったんですけど、テレビの生放送で、モーニング娘が出るっていうんで、杉作さんが遅れてて、でも来ましたので、紹介します」

J太郎「すごいお客さんですね、うらやましい」
根本「J太郎さんもイベントやってるじゃないですか、ロフトで」
J太郎「イヤー、ウチなんか少なくて、10人くらいですよ、出演者15人くらいいるのに。この前三宿のWEBでDJやったときなんか5人ですからね、客が。5時にならないと始発出ないのに4時に追い出されちゃった、店。しかもカウンターにスタッフが4人いて、こっちの5人はうち2人モーオタですからね、酒飲まないの。2時くらいから店長が仁王立ちで睨んでて」
 J太郎さんのイベントにそんなに人が入ってないとはしらなんだ。

曲を早送りさせて、一瞬加護が映ると「これ!これですよ!見ましたか!」と小躍りするJ太郎。
根本「今日はミュージックステーション見て来たんですよね」
J太郎「ええ、あいぼんがね、風邪で休みだったんですよ、それでね、ああ、とうとう来る時が来たな、と」
J太郎「でもね、今日はなっちの卒業ということでね、あいぼんのパートをなっちが歌ったんですよ、つまりね、あいぼんが休んだことで、なっちの出番が増えたんです、それでね、ああ、加護ちゃんは優しいなあ、って」

  • 二本目 ポップ演歌グループ「用心棒」チラシと歌

スキンヘッドの三人組「用心棒」歌は「ママさん惚れてごめんね」
J太郎「これですよ、男の心、惚れてごめんね、このママさんの所加護ちゃんに変えたら、そのままですよ!」

  • 三本目 日曜昼の番組で「アテネ」と舌足らずに答える加護さん

興奮しながら2度ビデオを流すJ太郎。
J太郎「ロリコンだと言う人がいますが、あの、町山広美ね、あの兄妹はホンット……『広末涼子あたりから、オヤジが若い女の子を可愛いと言っても良い空気ができはじめた』って書いてる文章のね、最後が『40過ぎたオヤジが、加護ちゃん可愛いとか言って』ってね、なんだと、40過ぎたオヤジってオレのことじゃねえか、と」
J太郎「ブブカと喧嘩したんですよ、あのヒドイ雑誌……関係者の人いませんよね?」
根本「連載されてたんですよね、四色ページ」
J太郎「はい、でも加護ちゃんがひどい目にあってね、本当に大変だったので、ふざけんなよと、もう書かねえよ、と」

  • 飲み物を取りに行った人に、ビクッて立ち上がって反応するJ太郎。

根本「どうしたんですか?」
J太郎「いやッ、誰か関係者が殴りに来たのかと思って」

  • 四本目 パソコン雑誌の企画で作った短編映像「エロ本なき戦い」「達磨はなぜ厠に行ったのか」

根本「これはね、原作とチラシだけ作って、監督はしてないんですよね、撮ったのは編集さんです」
J太郎「僕は現場行きましたよ、そんで、リトル・フランキーさん、コビトトプロレスの人たちと、公園で遊びました。リリー・フランキーさんじゃないですよ

  • 「エロ本なき戦い」

仁義なき戦いのパロディ、J太郎の金子信夫物まね等。ラストに流れたトランペットが、僕が使ったのと同じ旧日本軍音源のものだったのでニヤニヤした。

  • 「達磨はなぜ厠に行ったのか」

童貞であることを隠している男大西は「天地真理閉経」の記事に世の無常感をおぼえ、ソープで童貞を捨てた。ほとんど静止画。

  • 五本目 杉作J太郎監督作品「人間狩り」予告編

やくざ映画。話はサッパリわからない、撮ってる本人もわからない。いつ完成するかもわからない名作。主演は童貞。
途中タイトルが赤字で増殖する場面はエヴァンゲリオンのパロディだったのだが(J太郎さんはレイが大好き)、会場で笑ったのはおれと友達だけだった。なんだか寂しくなった。殺してやる!殺してやる!殺してやる!

定番、英語で歌い、語る裕也さん。
J太郎「去年の年末にアントニオ猪木さんと対談してたんですよ、裕也さんが。で、猪木は裕也さんのことが嫌いらしくて、ずっと『オレは、酔っ払う人は嫌いだな』って言ってて、最後まで平行線で、面白かったです」

  • ラスト「テレビ版座頭市」で小便したあとに隣の人の服で手を拭く勝新

おわり。最後に年賀状を貰ったので、あとで自慢する。
僕は大人になったらJ太郎さんになりたいです。