絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

風邪で休んだ次の日みたいな。算数の話。

 さすがに毎日一万文字はキツかった。なんだか間延びしてきたのでちょっと休む。というか別に連載じゃなくて良かったんじゃないか、前後篇とか。「の」(という題名に決まった)はあと一話だけ続くんじゃよ。
 マンガについてもいろいろたまって来たのでそろそろ書こうと思うのだが。どんなのがいいかリクエストください(こういうエントリに反応のあった試しがない)(でも今回は……って毎回期待するの)(待ってる、アタイ、あんたのこと)(鳩)。
『第二次惑星開発委員会 PLANETS Vol.4』も各所で絶賛発売中!
 全然関係ないけど、最近、線分を使って算数を教える、というのを記事か本かで読んだ。りんごがいくつ、という教え方より、直観的に「数」を教えられる、という触れ込みだったと思う。それが何に書いてあったかを、おぼえてない。すみません。
 足し算と引き算。

 答えは線が二本。アラビア数字を教える前に、数の概念を教えるという感じ。確か子供は量の概念が先に理解できて、数を理解するのはあとだから、という理由だった気がする。定規を使うんだ、確か。目の前に定規があると、見た目にわかりやすいね。
 この「線」を使うと、掛け算と割り算もできる。

掛け算は、同じものを掛ける数だけ増やす。
割り算は、小さな同じものを、割る数だけ作る。

 これ、同時に素数の説明もできる。見たままだからね。もちろん定規を使えば小数点もイケる。
 でも、これで沢山の数を扱うのは難しい。何桁もの数字を扱ったら、紙が何枚あっても足りないね。何でも数が多くなると、省略する記号が必要になる。そういえば、世界で一番古い文字ってのは、在庫表だったらしい。数も同じで、線だけだとわかりにくいから、数字が生まれたのかもしれない。
 ギリシャ数字なんてのはシンプルで見たままだから、線の数と変わらないように見えるけど、それでも5や10は省略して、繰り返し使えるようになってる。

 漢字やアラビア数字のすごいところは、その字そのものが、その数のある場所をあらわしているところだ。

 しかも、桁、というのがまたすごい。単に右から三番目にあるってだけで、それは×100なんだ。

 ほんと数って便利すぎて発狂しそう。
 子供のころに、こうやって教えてもらっていたら、もう少し数に親しめたかな、なんて思ったりした。