絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

いつか失われてしまうもの。

要約:問題「なぜワンピースでは誰も死なないのか」の答え。
前提:

ワンピに限らず、『誰一人死なない』設定ってのは、バトルマンガとしては盛大に白けて当然なんだわ。だって、負けても失うモノはないもの。
http://d.hatena.ne.jp/./SnowSwallow/20061005/1160076332

伝わらないのは、僕が、血も涙も無い冷徹非情な爬虫類のような人間だからかもしれませんが、そうでなければ尾田先生の力不足だと思います。
http://blue.ribbon.to/~cagami/dansyaku_WJ06_42.shtml

本論:
よほどの間抜けな作家でなければ、生と死について軽々しく描くことはないだろう。
勝って失われるものもある。
誰だって死んでいいわけがない、だが、誰もがいつか死ぬ、時が来れば。
その当たり前の事実を描くために、どれだけのページを尽くせばいいのか。
結論:45号のワンピを読もう!
追記:倫理上、商売上、主人公チームの死を描くことはとても難しい。そこで作家はどんな手を取るべきか?読者はどう読むべきか?