絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

せつない写真

http://www.adamszrotek.com/(トップ写真がシンメトリ)
なんかせつない感じの写真が多い。
↓とくにせつない一枚(絨毯がかわいい)
http://www.adamszrotek.com/foto/mieszane/m12.htm
飲んだくれて眠るのさ。
(ネタ元http://homepage3.nifty.com/wtbw/週刊低脳蜂女)

 人間の写真はそんなでもない、毛がないからだな。

 でも新聞に載っていた、香田さんの写真は、せつない。
 人間は、なかなか自分が死ぬって、思えないものなのだなあ。香田さんはイラクに行っちゃって、友達だったら「ばかなやつだなあ」って思う。だけど殺されて、もう喋ることも怒ることもできなくなった。それはとても可哀想だ。これからもあの場所で、いっぱい死んで、いっぱい殺すのだろう。
 そういや、ブッシュが叩かれて可哀想だと言っていたひとは、彼らがおれたちがひとりひとりが誰で、何をしているのかを知らないってことを、考えているのだろうか。誰がばらまいたマシンガンの弾数を数える?必要なのは残弾数だけだ、票を持ってくる連中だけが、彼らにとっての人間だ。それはとても当たり前のことで、日本でも同じだ。だから選挙に行こうって思うけど、そう思わなきゃならないってことが、せつない。
 ブッシュが勝ちそうなんだって、そしたら経済的に安全なんだって、日本は。そうだろう、経済的に安全な日本では、情報が規制されて、言論が統制されていくのだろう。
 おれはどっちもあればいいと思うのに、そうはならない。
 そんなことを、動物の死体を見ながら、思ったよ。
(参照:バグダッドの男性遺体、香田証生さんと確認 指紋が一致