絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

友人の石川君が、改変コピペを作った。こういうことが、一番大切なのだと思う。

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『ディスプレイに貼るといいみたい』
 自分のことしか考えられない若者たちの中には、ネットランナーや馬鹿な知り合いに影響され、「サイトや掲示板で書くってかっこいい、私だけじゃない!」と安易に一人合点でインターネットを始めてしまう者が少なくありません。
  周囲が「大丈夫?」と騒いでくれるので、構ってほしさから狂言閉鎖や移転を繰り返したり、オーバードーズ(アクセスの過剰摂取)に走ったり、ネットでネゲット失敗自慢のホームページを作ったり、極端なケースでは大阪の親殺しカップルのように、「家族が理解してくれないから殺してしまえ!殺すってネタになるし!」と犯罪者の世界に飛び込んだりします。
 私たちは、そうした若者たちの「構って欲しい。自分の都合の良いように周囲が動いてほしい」という妄想を見過ごしにはできません。それは自分のみならず、第三者をも深く傷つける行為だからです。
  赤裸々性行為日記で一時的に他人の注意を引いても、交尾目当ての癒し男が寄ってくる程度で、根本的に自分を理解してもらえる確率は非常に低いものです。またサイト運営行為の跡は長年残り、他人の目にもふれるため、更生後も長年にわたり一般市民から生暖かい目で見られることとなります。これが更正を阻んでいる側面もあるでしょう。
  日記とは何か。これは表現欲やサイト跡・関係性の問題ではなく、人間性の問題なのです。人間が社会的動物である以上、人格形成にはある時期まで親・周囲・学校・社会への甘えを必要とします。
  そのための不器用な行為として「日記系」があるのは理解できます。しかし、日記により、結局は得られるものは少なく、反対に失うものは多いのです。
  また人間性を疑われ、関係を避ける友人もでてきます。人間関係を構築する力の欠如は、はてなダイアリーとは正反対のように思えますが、文中リンクなどで友人にアクセスを売りつけたり、他人に迷惑をかける落伍者と同じような行為に走りかねない要因となります。
  こういった後先見ずな日記者への対処法として、せめて跡が残る傷をつけないで、安心して「ほらサイトだよ!俺を構え!」と威張れるチャンスを提供したい。というのが我々の考えなのです。
  このような方法論には賛否があるかと思いますが、例えば麻薬常習者に対して、せめてエイズにならないよう安全な注射器を配布する行政も海外にはあるやに聞いております。我々も、このような先進的、かつ実務的な取り組みから学び、ネット者の皆さんを応援させて貰いたい、と切に願う次第です。
  また、このようなシールが代償行為や冗談のネタとなり、日記論や狂言閉鎖を「恥ずかしいこと」と笑い飛ばせるような効果があればとも願っています。
  サイトシールによって「かまって病」が解消し、ネット行為を卒業し、サイトやサイトシールに興味を無くし、一人前に年金を納付できる社会人になったとき、私たちは大手をひろげ、みなさんを祝福したいと思います。
  こんなにすばらしいことはありません。このような考えで生まれたのが、Pinkvally、人権侵害軍が主体となり、開発されたホームページタトゥーなのです。

 サイトは今、0ヒットの時代へ。アクセスなく、ポップにサイト。Pinkvalleyの愛国心とデザイン力、実行力が夢のホームページを形にしました。痛くて後片づけが面倒なサイトは20世紀の遺物です、
  使用法はとっても簡単。シールを切り取り、ディスプレイに貼り、湿らせるだけでサイトがリアルに転写されます。もう迷う必要はありません。圧倒的なクオリティとリアリティで最適なホームページソリューションを提供します。あなたのサイト、古くありませんか?まだアクセスあるままですか?サイトの悩みを欝日記で治療する行為、恥ずかしくありませんか?そんなお悩みを全て解決します。1セット300円でキモいキモいと好評発売中!限定60セットの生産です!

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麻草「湿らせるだけで!」
石川「『あなたのサイト、古くありませんか?まだアクセスあるままですか?』説得力 」

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