絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

前提

  1. ぼくはテレビを見ない(自宅にはテレビがなく、ビデオやDVDは事務所に置いてあるアンテナのつながっていないモニターで見る)。
  2. 唐沢俊一のファンである。
  3. 筒井康隆のファンである。

日本オタク大賞2004』(ISBN:4594044182

唐沢 そう言っていたあのカッコいい筒井康隆が、いまじゃさあ、『トリビア』に出てて、なにも言わずにただこうやって(ボタンを押す動作をする)。悲しいよ、俺は(苦笑)。
★132 「トリビアの泉」に荒俣宏の代役で登場。いろいろ番組収録時のスタジオでは発言していたが、放送時はそのほとんどが切られ、ただへぇボタンを叩くだけの怪しいオジサンであった。(唐沢)

ぐええ、ショックだ、そんな風になってしまっているのですか!……まあテレビドラマに出ているという話を聞いたときに、なんとなくわかっていた気もしますが……自己紹介の好きな作家に「筒井康隆」を挙げている身としては身を切られる思いですよ!『日本オタク大賞』とはなんの関係もない感想ですが……。
キルビル』の楽しみ方について、ぼくが何も知らないひとでも楽しめますよ!と主張しているのは、テレビを見ず、野球も見ないぼくが、ナンシー関の書いたテレビの本や、蓮實重彦の書いた野球の本を、楽しく読めるからです。
 ただどうも『オタク大賞』を読むと、そのような楽しみ方はサブカル的で、間違っているらしい。実はmixiでも「サブカルっぽい」と書かれたのでそのことについて悩んでいたのです。「サブカル」という言葉のひびきには「薄っぺら」な雰囲気を感じますし、ぼく自身「濃い」ことに対する憧れも感じます。
 でも、80年代に青春を送ったぼくは、決定的に薄い。空っぽで、すべては既に起こったことだった。

 ついでに『モーニング娘。』に関して誤解があるといけないので書きますけれども、ぼくが言いたいのは、文脈や歴史(アサヤン等)を踏まえなくても『モーニング娘。』の楽曲は、体験として衝撃だった、ということです。『爆音娘』というイベントでぼくは泣いたことがあります。レコードから流れる音楽を皆で聴いただけで、泣いたのです。
とりとめがないので終わります。

後記

  1. 町山智浩のファンでもある。
  2. 柳下毅一郎の方が比較的好きだ。
  3. 黒沢清は、映画も本も、ものすごく面白い。
  4. 中原昌也は、音楽も本も、ものすごく面白い。
  5. 岡田斗司夫はオフ会に行ったことがある。
  6. そのあとでキモメールを送って返事がなかった。
  7. 山形浩生は大好きだが経済について考えると脳が静止する。
  8. だからクルーグマンの翻訳なんかは買ってない。
  9. 中学生のときは大槻ケンヂが好きだった。
  10. 大槻ケンジの『リンウッドテラスの心霊フィルム』は初版を持っている。


サブカル……っぽい……