絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

数日間

 花見のあと、友達の家に行ったら「夜だからボリューム下げて」って言っても大きな声で喋る人と、何度もうるさいって言ってるのに通じない冗談を言う人と、寝ながらゲロを吐く人がいたので、とてもションボリしていたら、朝方ヤカンを持って天使のような人が現れたので気が楽になった。『バリーリンドン』の面白い戦争シーンと『2001年宇宙の旅』の「イイ!」シーンを見て、家主のいないゲロ臭い家を掃除して、帰って寝た。
 次の日、友達に、恋愛相談をされた。僕は恋愛にまつわるレクリエーション(泣いたり怒ったり)が苦手なので、そういうのはよくわからないが、疲れるから控えた方がいいのではないかと言った。
 
 ひとごとだと思うと、どんな問題も冷静に解決へ向けて動けるのに、自分のこととなるとまるでなってない。僕は声が大きい、僕は空気が読めない、僕は酔って寝ゲロを吐いたことはないが酔わなくてもキモいらしい。僕は恋愛にまつわるレクリエーションが苦手なので嫉妬やすねるという行為に的確な反応が返せない。

 あと、読んですぐに意味のわかる文章というものも、苦手のようだ。どうも何を書いても、意味が伝わっていない気がする。