絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ワスの遺伝子

タダーヲさん、じゃなかった大沢タカーヲさんのこれ読んでたおれた。 ウチら日本人は、英語をしゃべるアメリカ在住の人たちを仲介して見てるから、おっかねぇと思いつつ、ある種の他人事みたいな感覚で楽しンでると思うンですね。 うーン、ちょっと説明がヘ…

『コンスタンティン』に見る、マクガフィンのありかた。

死ぬからね、溺れたら。 『コンスタンティン』には、爆笑必死の臨死体験シーンがある。地獄に証人がいるから、刑事が地獄に行かなきゃいけなくなって、媒介に水が必要だからって、バスタブの中に服を着たまま入って、そんでしばらく待つんだけど何も起こらな…

ユリイカ[]2008年6月号*特集 マンガ批評の新展開に寄稿しました

ユリイカ、出ました。 ユリイカ2008年6月号 特集=マンガ批評の新展開作者: 荒川 弘出版社/メーカー: 青土社発売日: 2008/05/26メディア: ムック購入: 4人 クリック: 48回この商品を含むブログ (51件) を見る青土社の告知はこちら。 黒田硫黄のマンガについて…

自分のことば、自分の顔。

顔写真公開のススメ さて、いままで一度も会ったことがない人同士がどうやってお互いを認識してリアル友達になれたかといえば、それはぼくが自分の顔写真を公開しているからだ。編集長はぼくを偶然見つけて、「あ、あいつはあいつだ」と気づいてくれたわけだ…

はてブタグさらし、と、映画のオススメ。

はてブのタグを改めて見ると、赤裸々に「かっこいいぜ」と「せつない」と「映画」のサイズがでかいので恥ずかしかった。恥ずかしがっていても仕方ないので、かっこよくてせつない映画を紹介します。あと、いっつも書いてることですが、ここを読んでいるひと…

インストールするだけですぐに使える本格的な無料キリスト教

はじめに キリスト教って便利そう、でもキリスト教って言ってもいろいろあるし、狂信的な福音派になっちゃったら困るし……と考えて、キリスト教の導入を躊躇しているみなさんに朗報です。いまこそ、無料版キリスト教をインストールして、キリスト教のある生活…

たったひとつのさえたやりかた

生きていると、自分の罪を思い出して耐えかねるときがある。それは他人から見れば小さなものかもしれない。誰かを言葉で傷つけた、誰かの損になることをした、誰かの失敗を嘲笑った、誰かに嘘をついた。反省も後悔もいつまでも続いている、でも、罪を犯した…

ほんとうに恐ろしいということ。

映画『ミスト』の感想 人間はもう終わりだ。 劇場を出て、ロビーで一服していると、喫煙所にいる連中はみなうつむいて、どこか遠くを見ていた。隣にいる男が、おれに話しかけたそうにしていたが、うつむいてやめてしまった。女がふらりと便所へ行った、男は…

死んだ奴の見た景色を、きみにも見せてやろう。

映画『クローバーフィールド』の感想。 映画を見る 画面に映っているのは、どんなときでも、誰かが見た景色だ。誰も見ていない、つまり写っていないものは、見ることができない。画面の外にあるものを、おれたちは画面の中に映っているものから推測する。誰…

○○を円滑に運営する9つの法則、みたいな。

はてブから。 多数の新宗教を見てきた著者がさまざまな新宗教の教団を比較しながら客観的な分析をするさまは、まるで新宗教のコンサルでもやっているかのようにも思えるくらいで面白かった。 日本の10大新宗教」を読んだ やばい、これは面白そう。たぶん元文…

マンガの境界線、マンガは境界線。

裸で往来へ。 アルキメデスの有名なエピソードで、お風呂から飛び出して往来を走った、ってのがある。有名な数学者が裸で走る、ってのはたいそう面白いらしくて、Wikipediaでは、こういう実在の人物に関しての面白おかしいエピソードには「要出典」ってタグ…