絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

幽霊は新しいものが好き。

『呪いのビデオ』は怖いけど、『呪いのブルーレイディスク』とか言われても怖くない。『呪われた雛人形』は怖いけど『呪われた ねんどろいどぷち』は全然怖くない。幽霊はローテクと相性がいいのかなあ。『死者からのメッセージを受信したんです……LTE回線で!』とか言われても全く怖くないもん。
https://twitter.com/ikazombie/status/308105241327460352

むかしは新しいテクノロジーが出ると、必ずそこに幽霊が乗っかって来てた。電話だってかけるしレコードにも声を吹き込める。電波と一緒で、正体の知れないものには乗っかる主義なのかもしれない。上記引用文は面白いけど、故意か偶然かカテゴリと固有名を混同しているから間抜けになっているだけで「呪いのDVD」や「呪われたフィギュア」はたぶんどこかで噂されていると思う。死者からのメッセージは回線を選ばない、必要なのはそれを受信したと感じる人間なのだから。