絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

トークイベント「薔薇を生む、わたし。薔薇を愛でる、あなた。」

http://www.amieko.com/
 高円寺の円盤へ薔薇/薔薇を観に行った。円盤には初めて行ったのだけど、金持の友達の家に行った感じ。ピアノのあたりがとくに。写真撮っておけばよかったな。
 イベントの内容は……質問コーナーで、観客で来ていたTさんのロングテール批判話が長くて長くて、いつ終わるのかと心配になってしまった。会場に来ていた知人に聞いたが、いつも客席で話し出して長くて終わらないらしい、これが本当のロングテール。テール違い。
 ひどい書き出しで本当に申し訳ない。まずは吉田さんのハウリングヴォイス。聴くのは二回目だけど、今日は音がよかったのかな、細かい部分も聴けて面白かった。最後の「ころころころ」という音がキた。そして未映子さんの朗読、早稲田文学というフリーペーパーに載ったものの、加筆版。さんざん煽っておいて、ひっくり返す感じが面白かった。
 で、イベント開始。カノセさんの話はあまりおぼえていない、というかカノセさんのところで読んだ話が大半だった気がする、もっと突っ込んだ話をしてほしかった。質問コーナーで質問しなかったのもそれだもの。ネットで作品を発表するひとに対する未映子さんの「何で最初の選択肢がネットなん?店に置いたり出版社に持ち込んだりせえへんの?」って質問に「甘えてるんじゃないか」「批判が怖いんだろう」って意見しか出てなかったから「単に自分の作品が売れるマーケットが存在することに気づいてないだけじゃないか」と思わず応答。詳しくは追記。

 ばるぼらさんは私にとっての萌えなので、冷静に聞いていられなかったな。あと未映子さんのばるぼらさんに対する不思議動物に接するみたいな感じとか。ばるぼらさんは肌のきれいな美少女でした(私の脳内で)。質問コーナーで「手段のためには目的を選ばないという言葉がありますが…ばるぼらさんは、資料を集めているときは、気持ちいいですか?」という私の質問に、満面の笑みで「気持ちいいです」と答えられたときには悶絶した。未映子さんも悶絶していた。
 最後の田口店長は「誰もが受け手で誰もが歌い手になればいいじゃない」ということを言っていたので、ああ、うん、でも、とかいろいろ考えた。最後だけは質問できなかった、ロングテールなTさんのせいで空気が……と思うことにする。
 ところで円盤では円盤道場という、くじ引きで楽器を決めてセッションをするトーナメントがあって(改めて書いても意味がわからないな)、私はこれにとても出たいと思った。出たすぎる。来月の二週目月曜日あたりに円盤へ向かうかもしらんです。帰りにそのことを言うと会場で偶然出会ったKさんは苦笑いを繰り返すのだった。
 今回は、というか前回もそうだけど、未映子さんがいい意味で無茶なまとめをする一方で、吉田さんは堅実にまとめつつ進行をこなすので、あまり際立った印象がないんだけど、吉田さんいないとまとまんねーなーという場面も多くあったので、吉田さん偉い。あとg:neoの表紙が吉田さんモデルだという話が出ていて、私は単におかっぱ頭に興奮する性癖があるだけなんだけどなーと思ったが、今日の吉田さんは可愛らしかったので、いやいつも可愛らしいので、吉田さんがモデルだということにしたいと思った。いやむしろ私の深層心理に吉田さんの姿がですね、という感じだ。おもねりすぎか。あ、Tさんのロングテールの直後に「お前は金の話ばっかりか!」と怒ったのは本当に素晴らしかったなあ。