絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

なるほど、そういうことか。

 たとえば犯罪を犯したひとがいるとする。
 そこでおれが、そのひとを指して「あれは悪い!殺せ!」と叫んだとする。
 そのときに、まるで自分には非がないように、正義の御旗を振って、相手の悪を指摘して、いい気になっていたとする。
 被害者はもう死んでるのに、まるでその被害者になったかみたいな顔して「なんてヒドイことを!」と言って、溜飲を下げている。
 で、普段はそういうワイドショー的な行為を笑ってる人間が、突然正義の味方になったから、こりゃいかんと。
 何様だと、お前誰だと、そう思ったわけか。
 なるほど、そう考えるなら、その通りだ、そしてはっきりとは指摘しづらい。結果的には「お前バカじゃん?矛盾してない?」って言うしかなかったと。
 
 なるほど、そう見えていたか。それは残念だ。
 違うんだけどなあ、おれはナンシー小関をつるし上げたつもりじゃなかった。ナンシー小関を「あんなの放っておけば?」って薄ら笑いを浮かべて許す奴を言葉でぶん殴ってやりたかっただけなんだがなあ。
 でも反省しよう、誰がおれの後ろから「小関を殺せ!」と叫ぶか、わかったもんじゃねえのだ。