絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

なんか変な決まりでもあんのかな。

 割とどこの会社でもそうだと思うけど、管理職ってのは客の前で社員を怒るね、アレなんだろう。
 例としては、出来ないバイトを客の前で叱るコンビニの店長とか、企画書のコピーが用意されてないからって部下を怒鳴る製作会社の部長とか。卑下したり、悪口言ったりするのはいいんだ、本人がいないところなら、会話の潤滑油として邪悪な精神はちょっぴり必要だし。だけど客の目の前で何かミスがあったときにさあ、わざわざそれを教えてくれなくてもいい。見ればわかるから。
 しょうじき取引先としても、部下の統制がとれてないのって信用できないし、何かミスがあってそれを正直に謝るでもなく部下のせいにする上司って絵面も「ああ、このひとは全部人任せなんだな」としか見えないし、何の得があってアレをやるのかね。
 やっぱり職人的な雰囲気とかほしいのかなあ。舞台美術やってたときは仕込みとかで怒鳴られまくってたけど、それは手抜きやミスが即怪我や死につながるからであって、何かを外部にアピールしてるわけじゃない。どっちかって言うと、寿司屋で親方が弟子を怒鳴ってたりする感じ。アレ気分悪いからやめてほしい、寿司がまずくなります。裏でやってくれ、裏で。
追記:あー「こんなに部下を怒鳴るくらい、お客様のことを思ってるんですよ」ってアピールなのかな。うざいよ。でもそういうことやるひとは、その方が気持ちいいのか、その感覚を想像するのが難しいな。どう考えても「部下をうまくコントロールできてます」アピールのほうがうれしい。というか部下のミスを指摘するときに怒らないでほしい、しょんぼりするといいと思った。怒るのがおかしい、怒鳴り声を聞くと気分が悪いし、怒りたいのはこっちの方だったりするのだし……ハハァ、なるほど、先に怒ることで客が怒るのを防いでるわけか……てことは、上司が怒ったらその倍おれが怒ったりするといいんだな、よし、これからはそうしよう。