絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

『宇宙戦争』さまざまな反応を例の樹形図にしてみる。

宇宙戦争面白いよ面白くないよ樹形図
 「だよ派メソッド」です。『宇宙戦争』は、いろいろなひとがいろいろな意見を持てるので、そういう意味でとてもいい映画だったのだと思います(エチケットペーパーをさりげなくケツの下に)。
私信:敵は一億人くらいかもしれないけど、味方はもっといると思いますよ!

追記;マジレスもしておく。

 そう、もうわかったね、このひとは、なんか難しく考えすぎているのだ。教えてあげよう、天国と地獄のバランスとは「天国と地獄のバランス」を指すのです!『指輪物語』における指輪が「世界を統べる指輪」でしかないように、『スキャナーズ』の超能力が「頭が吹っ飛ぶ超能力」でしかないように、映画に出てくるものが、それ以外である必要はないのです。もちろん、監督によってはインタビューで「カラス神父が登場するときは必ず画面の下から上に昇る……これは彼が最後に天に召されることを暗示しているんだ」なんてことを言ったりするひともいるし、基本的にはあらゆる映像表現は文字通り何かを表現しているけれど、それは、映画に出てこない「政治的・社会的な寓意」などではありません。
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 映画を観て9.11を想起するのは個人の自由なので、そう思ったこと自体は非難されるべきことではないと思います。しかし、人様の優れた感想を引用するだけで自分の意見もロクに持たずに「9.11を想起しない奴はバカですよね〜(スリスリ)」みたいなことを書くような似非メタファー野郎はディスる価値もないゴミです。ちなみにぼくの「トライポッドって地底怪獣なんじゃね?」というのはメタファーじゃなくて見たまま思ったままです。
ちなみにぼくは『宇宙戦争』を大絶賛しております。