絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

ちほるとちほらがしょうがなく。

エコノミークラス症候群!」
「頭っからそれかよ!」
「性懲りもなくまた登場なんですけれども」
「ニュースや面白いサイトなんかを紹介してね、ご機嫌をうかがおうかという」
「なるほど」
「知らなかったんだ、そうなんだ」
「さて、何か面白い記事はありましたか」
ザイーガさんが紹介していた『エキサイト先生に中国語を教わる』は面白かったですね(ネタ元はid:kimchi:20041117#1100648590キムチ先生)」
「ははァ、中国語の小部屋ですね、中国語の暗号対応表と暗号を渡されて、暗号から中国語への翻訳はできるんだけど意味は全然わからないという」
「わかりにくいボケだね、違いますよ、カタカナで中→日翻訳すると、なぜか変な日本語が出てくるというネタです」
「大筋は合ってるんじゃないの」
「何の大筋だよ。エキサイト翻訳はこちらですねhttp://www.excite.co.jp/world/chinese/
「こりゃ面白い。さっそく『スクリームマシーン』を翻訳してみよう」
「はいはい」
「『朝の兵の伉はしようがなく官吏の穴はしようがなく件に飛びかかる』」
「……ふーん、あまり面白くないね」
「そうでもないよ、しようがなく件に飛びかかるあたりが」
「どういう意味」
「何か揉め事があるとしようがなく……」
「なに、いやいやなの、ああいうのは」
「そうそう、本当はイヤなんだけど、なんとなく」
「じゃあ黙ってなさいよ」
「だって、噂されると恥ずかしいし……」
「誰にだよ」
「というわけでみなさんも翻訳してみてくださいね。続いての面白いサイトですが」
「強引だな」
イラク内戦:ファルージャ全滅、ということでね、id:kitano:20041117さんの記事です」
「おお、社会派。注目はやはり、無抵抗の負傷者にとどめを刺したアメリカ兵ですね」
「戦場という狂気の場において、ひとはどうあるべきか!」
「おお、真面目に考えますか」
吉野家コピペにしようかと思ったんですが」
「やめなさいよ」
「『撃つか撃たれるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか』」
「やめろってのに!」
「『死んだふりする奴は、すっこんでろ』」
「お前みたいな奴が、攻撃しながら「ワォ!」とか「ヒャォッ!」とか歓喜の叫び声を挙げちゃうんだな」
「『しかしこれをするとジュネーブ条約に引っかかるという危険も伴う、諸刃の剣』」
「『諸刃の剣』じゃないよバカ」
「なんて書かなくてよかったなあ」
「バカ!もう書いちゃってるよ」
「『素人にはおすすめできない』」
「誰にならおすすめできるんだよ!お前反省しろ反省」
「そういえば、自民党憲法改正案出しましたね」
「すっごい飛んだな、今、話が、すっごい」
天皇国家元首にするとか、新しい人権などを提案するとか」
「安全保障面では『自衛軍』が集団的自衛権などの武力行使を認めているのが特徴らしいですね。基本的には票集めの手段なんだろうけど」
「でも徴兵制は認めないらしい、石原都知事はどうするんだろ」
石原都知事といえば報道ステーションすごかったらしいね」
「これもid:kitano:20041113さんとこで見たんですけどね、」
「どれどれ…うわ、すごいね『憲法なんてもんはねー、他人が作ったひとつの文言でしかなくてね。現実になにがおこり、それねー、あくまでも人道主義というものに則ってだね、なにができるかということを考えて方がいいんじゃないの?』だって」
「続けてエロ雑誌見て驚いたとか書いてありますけど、ちんぽで障子を突き破ったり身体障害者をレイプしていたひとの言葉とは思えませんね!」
「それは石原都知事が書いた小説の話だよ!本当にやってたわけじゃないよ!」
「はたしてそうかな?」
「そうかな?じゃないよバカ。
「まあ発言には気をつけないとね」
「お前が言うなよ」
「どんな小さな傷でも、致命傷になる可能性があるのですから、これからは気をつけて発言していきたいです」
「もうその発言がアウトだよ」
「ところで石原都知事憲法気にしてないんですね」
「それもすごい話だけど」
「やっぱり、石原都知事自身がね、サマワに行くべきなんですよ」
「ほほう」
「そんでね、現地で穴掘ってる自衛隊のひとと交流して、もっと信頼を得てだね」
「またくだらないことを言おうとしてるんだろ」
「違いますよ!別にクーデター起こせとか言ってないですよ!」
「言ってるよバカ!」
「まあそんでね、仲良くなった石原くんは、自衛隊のひとと同じ飛行機に乗って日本に帰るんですけど」
「最後まで言うな」
「その機上で石原都知事が!」
「わーっ!わーっ!」
「『大きい戊はしようがなく兵に立つで朝をまねる』症候群に!」
「……何それ」
「『エコノミークラス』症候群をエキサイトで翻訳しました」
「結局言っちゃったよこのバカ!」
(つづく)