絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

池澤春菜のこと。

id:screammachine:20041114#p2とid:screammachine:20041114#p3の続き。

お怒りを誘ったのは
 「16時からはアフレコ。
 今日は21時過ぎまでかかってしまいました。
 今日は戦闘シーンが多かった上に、カット割りが早くて、なおかつ絵がない……という意気軒昂ながらも劣悪な環境(^-^;) ま、私の役はノホホンと脇から見てるだけなので、見当してる方々を無責任に励ましたり、お菓子食べたり。
 新潟の方々に番組から義援金を出しましょう、ということになったので、それにつける色紙を作ったりもしてました。そんな暢気な身ながらも、やはり5時間越えはグッタリ。アフレコスタジオにエコノミークラス症候群の心配はないのでしょうかね……(-ω-)」
 という箇所。今この時期にエコノミークラス症候群という言葉を使ってはいけなかったようです。
 ご意見を下さった方は、とても真摯に、善意で注意して下さいました。
 でも。
 またお叱りを受けるの承知でぶっちゃけると、釈然としなかったんです。「……」の後に続く文章は「気をつけなきゃね」であって、けして罵倒でも侮蔑でも嘲りでもない。でも、人によってはそう読めちゃうのか、と思った時に、何をどう書けばいいのかわからなくなった。
 そのまま、日記を書こうとすると、その迷いが出てしまいそうで、いったん書く事を止めました。
 コメント、いっぱいいっぱいありがとうございます。
 こんなにたくさんの人が、この日記を読んでいてくれたんだ、と改めてビックリ。そして、こんなにたくさんの人が心配してくれているんだと、凄く凄く有り難く思いました。
 でも、もしかしたら。
 HP……自体を……ちょっと……考えなければいけないかも。
 どんな小さな傷でも、致命傷になる可能性があるのだなぁ、と思う今日この頃。
http://blog.livedoor.jp/haluna7/

 関連:http://haluna.chu.jp/(閉鎖)
 まず、被災者の話を書いて「エコノミークラス症候群」と書くからジョークになるのであって、無関係ならば顔文字などで修飾する必要もなければ、むしろ書く必要すらない。連想がまったく働かないと言うのであれば、連想が働いた者にはどう見えるか、くらいの想像はするべきだ。
 次に

どんな小さな傷でも、致命傷になる可能性があるのだなぁ、と思う今日この頃。

 という一文から、ブラックジョークによってじっさい傷ついた人間がいる可能性は想像していないということがわかる。小さな傷(ジョーク)→怒られた→致命傷、という素人レベルの発想を謝罪文の中に入れてしまっては「車中泊を連想させるブラックジョーク=小さな傷」と池澤春菜自身が思っているように見える。
 こんな小さなことで怒られるなんて…という主張を、タレントが見せる利点はない。
 そう思っていないのならば、この一文はまったく必要がない。
 結論。まともなスタッフのチェックも通さずにタレントがWeb日記を書いたら損するだけだよ、可哀想に。彼女はまだ自分が何をしたのかも、理解できていないんだろう。
 もし君が彼女のファンならば、彼女に教えてあげなきゃいけない。謝罪をするならば、そのメッセージは誰に向けるべきなのか、芸能人として最も有効な手立ては何なのかを。
失言→謝罪(言い訳過多)&削除→応援のメールありがとう!
なんてくだらないコンボはもうコリゴリだ。
 とにかく言葉狩りに反応して自主規制すればそれでいいと思ってる奴は全員ニャントロ星人に操られています!「考えるな」「消費しろ」「服従せよ」のお題目に反抗して池澤春菜は「バカが吼えてるぜプゲラ」とか言いながら被災地ギャグを連発すればいいと思います。いや想像できるもん、アフレコ終わったあとでふくらはぎもみながら「エコノミークラス症候群になっちゃうよー」「げらげらげら」って会話が。そういう比べちゃいけないものを比べたりするのが悪趣味の面白さなのだから、変な理屈で悪趣味を正当化しないでほしい。悪趣味は怒られるから面白いのだ。
追記:
 市場にファンしか存在しないから、あれでいいのか、ガックリ、という結論。というかイメージ戦略なんて、考えるだけ無駄って気もする。失策を講じた場合、適当に口当たりのいいこと書いて、ファンに向けたメッセージだけ言っていれば、少なくともコアなファンは減らないという目算がたつからだ。まあ長い目で見たら減るんですけども。
 
(関係ない話)
失言→謝罪&削除→応援のメールありがとう!
 のコンボって脳死レンジャーを想起するよね。あと池澤春菜って名前からは『魔術っ子海堂くん』を思い出す。ハルナハルナハルナハルナ、ああ、だから池澤春菜ファンなのか、あのキチガイの引きこもりの親殺しは。すがわらくにゆきせんせいにおうえんのおてがみをおくろう。