絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

紳助が勝谷誠彦氏マネジャーに暴行

 暴力を振るったら、あきらめて、謝らなきゃいいのに、って話。正義の鉄槌なんてマンガの中だけで充分だし、ムカついたから殴ったでいいじゃない。変な説明つけて楽になろうって性分がいやらしい。殴ったのは殴りたかったからでしょう、言い訳しちゃだめ。痛い目にあわせたいだけなら「理論的にやりこめる」だけでいいわけで、日常的な暴力を気軽にふるっているから、殴っちゃう。考えないでラクしてるだけですよ。殴ればすっきりするし、話が終わった感じがするもんね。当初の報道が「勝谷誠彦氏マネジャーに暴行」だったのに、途中から「吉本興業の女性社員」という表記に変化したのも含めて、礼儀の話に帰結しようとする情報操作への疑いは持つべきだ。もちろん「リベラルVS保守」なんて枠にハメるのはもっとアホだけど。日記によると勝谷氏は現場にいなかったらしい。
参照
http://www.diary.ne.jp/user/31174/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041027-00000054-sph-ent

異物の侵入に対する恐怖で、彼は自分を見失い、暴力をふるったのだと私は想像する。
 圏外からのひとことhttp://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20041101#p01)より

 そうかなるほど、恐怖に対する防御反応か。
 あと、この件に関する、上記引用とは関係ない別の日記も読んだりして「芸人ってのは、やっぱ見下されてるんだなあ」と思ったよ。テレビを見るようなひとにとっては、芸人なんて、奴隷みたいなものなのだよ。だから芸人は更に下を殴ってうさを晴らすんだ。おれも小間使いの頃は殴られたりしたけど、今生活の役に立ってるのは上司の厳しい言葉だから、暴力は不必要だと思う。考えることでしか人間は成長できないよ、怒鳴ったり殴ったりして植え込めるのは、条件反射だけだ。条件反射で動く人間ばかりの社会なんてロクでもないや。そっちの方が好きなひとも多そうだけど。