絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

雑誌に載った友人とは関係のない友人がおれの家の前でオロオロしていた。

 ネトラン見た?(ネットランナーという雑誌を読みましたか?の意)おれはひとに教えられて立ち読んだのだ。みなさんも立ち読んでください。冷凍庫大炎上が紹介されてましたよ。
 次は海外サイトにとりあげられて、スターウォーズ少年みたくサカイさンがなればいい。すごく楽しい。


 ところで今朝は起きてからしばらくボーっとできたので、見た夢を思い出した。

 夢の中で、おれは左翼活動家の手伝いをしているらしい。
 知らない左翼のおっさんから、小包で送られてきたビデオテープを、ルノワールみたいな喫茶店で別の左翼のおっさんに渡す。決起の日取りなどを聞き、赤いTシャツをもらう。
 帰り道を歩きながら、Tシャツをよく見ると、Lサイズだし、袖は妙に短いし、真っ赤だ。おれはTシャツをコンビニのゴミ箱に捨てた。
 家に帰ると友達が家の前にいて、不安そうな顔をしている。
「どうしたの?」
「なんか、ひとがいる」
 ドアを開けると、土足であがりこんだ公安の若いのが、家の中を荒らしていた。
「お疲れさん」
 Tシャツを捨てておいて本当によかった。割と冷静に対応するおれ。そんなおれを無視して、ゴミためみたいな部屋を更にグチャグチャにしていく公安の連中。ヤバいネタは全部処分しているので、あるのはエロ本と漫画くらいのものだ。案の定、上司と電話で話している男公安は、指示通りのネタが見つからず、焦っている。ざまあみろ。
 丁寧な喋り方の公安女と話すおれ。
「別件で逮捕するんですよね、で、拘留して……40日くらいで出れます?」
 公安女はにこやかに言う。
「そうですね、来年の一月くらいかな」
 二ヶ月オーバーか、と思い、吐き気を覚えた。

 で、目が覚めた。いやな夢。もっとファンタジーな感じの夢を見たいのに。まあいまどき公安に踏み込まれる夢ってのも充分ファンタジーではあるか。

 ちなみに家の前でオロオロしていた友人というのはリュースケさんのことです(知人向け解説)。