絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

id:TomoMachi:20040625

華氏911」今、観てきた。
これから、頭の中にあることをとりあえず吐き出してみる。

マイケル・ムーア 日本語公式ページ
http://www.michaelmoorejapan.com/

 普段ぼくがリンクするサイトに行かないひとも、今日だけは見て、読んでほしい。きっと、ものを作る立場にあるひとなら「おれもやる」って、悔しがってるはずだ。町山さんみたいに。
 ひとつの映画が、世界を変えるかもしれないんだよ。
 すげえ、ずっと待ってたんだ、そういう奴が出てくるのを。世界中のボンクラが、笑ったり怖がったりして、真実のひとつを知ることができる。今まで出会った映画や音楽や小説や絵が、きみを作り上げたのと同じように。
 知ることのできない世界と、選ぶならどっちだ?

主張が正しいかどうか、政治的にどうか、なんてのは関係ないんだよ。映画ってのは、もともと作り事なんだから。
ムーアがやってるのは、こういうことだろう。
「なんだかむかつくぜ、
 ライフルが暴発した>悪いのはオレだ
 選挙事務所をクビになった>悪いのはオレだ
 故郷に無職が増えた>悪いのはオレかもしれない
 関係ない国が爆撃された>悪いのは選挙でブッシュを止められなかったオレだ。
 よし、笑えて泣ける映画を撮ってやる。
 そしてこの前はできなかったことをやるんだ」

映画で世界が変わるのか?
世界って何だ?
ぼくは色々な映画に影響を受けて生きてきた。
映画で変えられてきたってことだ。
世界って何だ?
おれみたいなバカがいっぱいいるのが、世界だ。
世界は、変わるぞ、見てろこのやろう。