絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

犬を愛している友達が「ペットショップが大嫌い」と書いているのを読んで、昔手伝っていた仕事を思い出した。プロダクション、である。ペットショップがなければ、ひとが愛玩動物に出会うのは難しい、ファンとアイドルが、プロダクションなしには出会えないように。
だからこそファンはプロダクションを憎まなければならない、素晴らしい出会いをありがとう、だが憎い、というふうに。
システムの中で生かされている事実に目を向けながら、システムにあらがうのは矛盾ではない。「親殺し」の意味するところが実際の殺人ではないように。