絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

Web無法地帯

「映画『パッション』の真実」連載中!町山智浩アメリカ日記
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040226
に警告文?が掲載された。

  ここはナウな若いみんなの広場、ではなく、オイラの日記です。
      オイラの家も同様です。そこんとこよろしく。

 ここで「公開されたWebスペースは家ではない」なんてことを言うのはやめてくれ、それが常識だって言い草は聞き飽きた。町山さんにこんなことを書かせた連中は反省する前に「面白くないことを書いた」ということに気づいてほしいものだ。
 もちろんコメント欄に真面目に回答する町山さんの姿は胸を打った、だがしかしそれは本当に必要なことだったのだろうか。結果的に町山さんが面白いことを書いたからといって、原因としてのつまらない書き込みが正当化されていいのだろうか。
 否、断じて否である。何でおれが人様のコメント欄に書き込む量が極端に少ないかというと、相手に失礼にならないような書き込みがなかなか思いつかないからだ。それが友人なら面白いと思う部分も少しはわかるし、また間違っていたなら会って謝ることだってできる、しかし相手は他人、ましてや遠くアメリカ異国の地に住んでいるのである、つまらない書き込みをして、相手を不快にさせて、どうしようというのか。
 おれなど、自分のはてなに書くのが精一杯なのに、あいつらコメント欄にいっろいろ書くのである、長文を、グダグダと、ふざけんな。Webの自由を叫ぶのは「鋲のついた服を着てバイクに乗ってヒャハハと笑いあう」世界を望むのと同じことだ。種籾持ったおじいちゃんに棒で殴りかかっても、誰も咎めやしないのである。殴りかかられたおじいちゃんはどうなるのか、死ぬのか。そうだ、Web経験の少ない人が、嫌な目に遭うとサイトが死ぬ。せっかく読めるチェックのない意見が、つまらない書き込みで、封殺されるのだ。「なんかやだな」「面倒だな」と思われて、いつの間にかプライベートモードになっていたりするのである!こうやってバカなリファを飛ばすのだって、本当はいやなんだ。
 でもいつかケンシロウがやってきて、あいつらの頭をふっとばすに違いない、おれはそれを夢見て今日も人様のコメント欄には書き込まないしフォームメールだってあんまり送んないのだ。面倒だからじゃないんだ。本当だ。