絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

うまい絵のサイトを見つけたよ!

 例の図表のおかげで、今まで見る機会のなかったブログやら日記やらを目にすることが増えた。その中にすっげえ絵のうまい同人誌を描いているらしいひとがいたんだけど、日記からはリンクがなかったので、何とかして*1サイトを発見した。
 サイトにはすばらしい絵がたくさんあって、おれ大満足。しかもマトリックスキャシャーンコンスタンティンが好きで、コンスタンティンの中じゃルシファー様が好きなんだって!わーい!でも「リンクしないで!」って書いてあったからリンクしません!ひとりで楽しみます!ヒャッホウ!

*1:日記の過去ログを読みまくってハンドルネームやサイト名を探すも見つからず、日記にリンクしているページを探しても出てこないのでおそらくgoogle避けしているのだろうと断念しかけたときに以下略ストーカーみたい

電波かな?と思ったらその1

 みなさんブログは楽しいですか?ニュースにコメントしたり、トラックバックを送ったり、そんな楽しいブログライフ、電波や困ったさんに邪魔されたくはないものですね。今回は、思わぬ電波にからまれたときの対処法を皆さんと一緒に考えたいと思います。
Q:つまんない映画を見たのでこきおろしたら、変なひとから反論のコメントをもらっちゃった……趣味で書いてるだけなのに怒られて、なんか嫌な気分です。(東京都:18才:はてなダイアリーユーザー)
A:うーん、どこかで聞いたような話だね、まあいいや。確かに、せっかくお金を払って見た映画がつまらなかったんだから、文句くらい自由に書きたいよね、自分の日記だもの。だけど、はてなダイアリーは「キーワードでつながる面白ブログ」だから、思わぬところで思わぬひとを傷つけてしまうこともある。そう、ここで重要視してほしいのは、電波なひとだって意味もなく怒っているわけじゃないんだ、ってことなんだ。電波なひとは傷ついているんだよ(わかりにくいけど)。
 だけど、電波なひとの文章はややこしいし、読んで理解しようとしてもできるもんじゃないよね(電波だから)。だから、もし最初から「議論はいやだなあ」「面倒くさいなあ」と思ったら、こういう対応が一番安全だよ!

回答例1:なるほど、気づきませんでした。ご指摘ありがとうございます、今後とも一層精進していきたいと思います。

 えっ?こんなことを書いたら、馬鹿にしているように思われるんじゃないかって?大丈夫、電波なひとは怒っているけど、喧嘩がしたかったり、謝ってほしいわけじゃあないんだ。基本的に彼らは「自分は正しい」という認識で生きているから、その正しさが揺るがなければ、危険な存在にはならないんだよ。きみが彼らに絡まれたのだって、彼らが好きな映画を「このクソ映画」なんて書いたせいなんだかから(いや、仮定の話だけどね)、彼らは「自分は正しい?」と不安になってしまっただけなんだよ。
 だから、彼らの意見を汲んで、彼らを安心させるには、この回答が一番安全なんだよ。
 おやおや、もう反論してしまったって? それはいけないねー。なぜなら彼らが一番したいことは、きみの日記の読者にとっての、きみの文章の価値を下げることだからなんだ。
 もちろんきみが反論したのも、その目的がわかっているからなんだろうけど。でもね、実は読者はきみが思うほどフラフラしていないんだよ。なぜなら、きみの日記を読んでいるひとは、きみが何を書いても基本的には許容するからだ。もしそうでなかったら、何で知り合いでもないひとの日記を読むんだい? 読者はきみの文章が好きで読んでいるんだよ……それか、きみのことなんて全然知らないか、だな。きみのことを好きな読者以外の読者は、きみが反論しようがどうしようが、どうでもいいって連中だ。読者ってのは、その二種類だと思っていい。でもきみは、電波の反論によって「きみのことを好きな読者」のきみに対する見方が変わることを恐れてしまったね。それは、電波の意見に価値があると認めてしまったってことなんだ。
 残念ながら、回答例1はもう使うことができない。なぜなら「きみのことを好きな読者」は、きみの反論に賛同しているっていうのに、いきなり「ありがとうございます」で終わらせちゃ、せっかく賛同した読者を置いてけぼりにしてしまうものね。というわけで、一度反論してしまったなら、次はこう返すんだ。

回答例2:どうもぼくは誤解をしていたようです、いくつか○○さんの意見でわからない部分があるので、もういちどぼくの感想の気になったところをあげてもらえないでしょうか?

 ね、これでバッチリだ、あとは相手の出方を見よう。ええっ?電波の意見に反論しなくていいのかって? あのねえ、相手は電波だよ、どんな反論をしたって「自分が正しい」という主張は崩れないの。だからどんなに論理的な反論をしたって無意味なんだ。さあ、この回答例2には、重要なポイントがいくつかあるのでそれを説明しよう。

  • どうもぼくは誤解を〜

 まず、文のはじめは低姿勢でいこう。だけど、決して自分のどこが間違っていたと明確に書いてはいけない、なぜならそれは読者を置いてけぼりにする行為だからね。低姿勢不明瞭、論争を避けるためにもっとも基本的なスタイルだよ。

  • わからない部分〜

 わからないことはわからないとはっきり書いちゃおう。「いつも難しい本を読んでいるぼくが、わからないことなんてないのに……」と恥ずかしがる必要なんてない。だって、電波の文章なんて意味がわからなくて当然じゃないか。ここは読者にそれとなく論争相手を電波扱いしてみせる為の方便だと割り切ろう。

  • 気になったところ〜

 ここで一気に歩み寄りを見せると、電波は安心するよ。単なる厨房なら面倒くさがって放置するし、ド厨房なら喜んで「気になったところ」を書き込んでくれるはず(ここで相手の電波っぷりも明確になるってわけ)。そうしたら、もう対応はわかるね、そう、回答例1をもう一度使ってみよう。電波は意見を整理したせいで自分を正当化できたから、きみが議論を終わらせても何の問題も感じない。そして、きみが電波の反論にカッカとならず、温和に対応しているのを見たら、読者は必ず「ああこのひとは自分の意見に自信を持っていて、なおかつ電波にもやさしいんだなあ、できたひとだ」と思ってくれるだろう。
 ……えーっ!電波があまりに迷惑だから、もう何度も論駁を繰り返したあげく、トラックバックも送りあって、他のはてなダイアリーも巻き込んだ大論争になっちゃったって?!……それは災難だったねえ、きみが論争好きの厨房体質でなかったなら、それはずいぶんなストレスになったろう。そうなってしまったら、場合によって対応が変わってくるから、それは次にまた考えよう。とりあえず今回は「やってはいけないこんな返答」を羅列しておくから、参考にしてね。

  1. 電波の人格的欠点をあげつらう
  2. 電波の質問を理解したと主張しつつ、答えない
  3. 電波に対して「この電波!」とののしる
  4. 電波の意見を否定したうえで議論を打ち切る
  5. 「みんなお前のこと電波って呼んでる」と「みんな」を持ち出してしまう

次回までに、なぜ上記回答がきみにとって損である場合が多いのかを考えてみよう。それじゃまたね!

つづき『実戦編id:screammachine:20050518#p4』